ギャラリー

 

磁気嵐の際
オーロラの活動域が広がるために
高緯度〜中緯度に向かって範囲を広げてきます
 
そのため普段はオーロラを見ることができない中緯度側で
遠巻きに地平線(水平線)の彼方に
オーロラの上部のみ(地球は丸いので)を見ることがあります
 
歴史上、日本でも各地で目撃され
古文書には”赤気”と言い伝えられており
得体の知れない恐ろしい対象でした
 
赤い色は火を想像し
血を連想したと言われています
 
 
2023年4月 Lake Tekapo
 
 
 
 
2023年4月 Lake Tekapo
 
 
 
 
2015年4月 Lake HaWea
 
 
 
2023年4月 Lake Tekapo
 
 
 
2023年4月 Lake Tekapo
 
 
 
2018年4月20日 Lake Tekapo
 
 
 

 
 

 
 
 
磁気嵐になると
オーロラの活動が非常に発達します
 
アラスカやカナダ・ユーコン準州で何度も体験してきましたが
どのような光景が見られるかご紹介します
 
 
 
Denali Highway, ALASKA
 
 
 
 
 
 
磁気嵐の兆候として
普段見られる緑色のオーロラの上の方が赤くなることが多く
これから始まるオーロラ活動がいつもとは違う
活発になる気配を感じさせます
 
 
 
 
 
赤いオーロラは
緑に発光するときと違い
あまりシャープな形を形成せず
ぼんやりと
少し長めの時間光る傾向があります
 
 
 
 
 
 
 
 
Inuvik, CANADA
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Dalton Highway, ALASKA
 
 
 
 
 
 
 
 
Wiseman, ALASKA
 
 
 
 
 
 
 
遠くの地平線から近づいてくるときは
最初は上部の赤い部分から見えてきます
地球は丸いので
下部の緑色の部分が地平線の下に隠れて見えないこともありますが
快晴ですっきり見えるときは
それほど遠くからでも見えることがあります
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
大規模な活動の際
オーロラの活動域が広範囲に及び
北半球では南側に大きく広がり
普段はオーロラが見られない地域までもオーロラに覆われます
 
 
 
 
 
 
 
 
その大きく膨らんだ活動域が短時間で一気に元に戻ることがあり
現場で見ていると
オーロラが押し寄せてくることがあります
 
 
 
 
 
 
 
やがて全天を覆い尽くすほどに空全体が光ります
 
 
 
 
 
 
 
この一連のシーンは
驚異的と言えるでしょう
 
 
 
 
 
 
 
 
Near Yukon River, ALASKA
 
 
 
 
 
 
 
 
Inuvik, CANADA
 
 
 
 
 
 
 
 
Inuvik, CANADA
 
 
 
 
 
 
 
 
Near Yukon River, ALASKA
 
 
 
 
 
 
 
 
磁気嵐の際
一夜の中でまるで第一部と第二部のように光景がガラッとかわります
 
 
 
 
 
 
端的に表現しますと
第一部は鮮やかで派手
シャープなカーテン状が多く見られます
 
 
 
 
 
 
第二部はカーテンは見られず
空全体が地味な様子になりますが
ついたり消えたりを繰り返す
脈動オーロラが空を支配します
 
 
 
 
 
 
 
 
Fairbanks, ALASKA
 
 
 
 
 
 
 
 
Near Yukon River, ALASKA
 
 
 
 
 
 
 
2022年8月〜9月は
月に2回程度の割合で磁気嵐が起きました
 
 
 
 
 
 
アラスカ北極圏ツンドラの大地で
 
 
 
 
 
 
 
 
Tok, ALASKA
 
 
 
 
 
 
 
 
Kluane Lake
 
 
 
 
 
 
 
 
Kluane Lake
 
 
 
 
 
 
 
 
Tok, ALASKA
 
 
 
 
 
 
 
 
Tok, ALASKA
 
 
 
 
 
 
 
 
2023年9月に数回起きた磁気嵐による荘厳なオーロラの様子です
 
撮影地:カナダユーコン準州
 
 
 
 
 
 
Minto, Yukon
 
 
 
 
 
 
 
 
Minto, Yukon
 
 
 
 
 
 
 
 
Top of The World Highway
 
 
 
 
 
 
 
 
Top of The World Highway
 
 
 
 
 
 
 
 
Top of The World Highway
 
 
 
 
 
 
 
 
Top of The World Highway
 
 
 
 
 
 
 
 
Top of The World Highway
 
 
 
 
 
 
 
 
Top of The World Highway
 
 
 
 
 
 
 
 
Top of The World Highway
 
 
 
 
 
 
 
 
Top of The World Highway
 
 
 
 
 
 
 
 
Top of The World Highway
 
 
 
 
 
 
 
 
Minto, Yukon
 
 
 
 
 
 
 
 
Top of The World Highway
 
 
 
 
 
 
 


撮影機材

2021年秋から
SONY α7 S III+SIGMA 20mm DG DN I Artを使用
 
 
 
2023年秋からは
SIGMA 14mm F1.4 DG DN I Artを多用しています
 
 
 
 

 
 

 
 
 
 

coming soon...

 
 
 

 

 

 

 
 
札幌から北上、石狩川を渡ると
大空と牧歌的な光景の中に突如あらわれた真っ白な巨大な建物
 
壁には『ROYCE’』の青い文字
 
 
2022年 11/7 にプレオープン
 
そして満を持して 今年 8/4 にグランドオープンします
 
それに先立ち、今回私たちはとある理由で
当施設へお邪魔させていただきました
 
 
 
ロイズ カカオ&チョコレートタウン
北海道石狩郡当別町ビトエ 640-15
 
 
 
一言で言いますと、
何らかの理由でチョコレートにちなんだマニアックな博物館
 
 
チョコレートのラベルや缶、食器など、
世界中から集めた貴重なコレクション
そしてロイズのパッケージやヒストリーまでを展示
 
 
さらにミュージアムでは、
アンティークや絵画、 木彫り熊などの作品を展示されています
 
 
私たちがここを訪れた理由。。。
それはここにオーロラのパネルが展示されているからなんです
 
 
ご近所で大変お世話になっているF氏から
ロイズコンフェクト 山崎 泰博 社長へ
オーロラを通じてご縁をつないでいただき
 
この度の展示が実現しました
 
 
会場の各ブースには素晴らしい絵画や展示物が並びます
 
その一角に、オーロラダンスから選りすぐりのオーロラパネル
14点が飾られています
 
 
素敵に展示されている様子に感動していると
山崎社長が麦わら帽子姿で登場!
 
 
にこやかで気さくに話される社長と
オーロラや展示についてなど ご多忙の身にもかかわらず
ホットチョコレートドリンクをいただきながら長い時間ご一緒してくださり
とても貴重なお話を聞かせていただきました
 
本当にありがとうございました
 
 
お近くにお越しの際は
日常の喧噪から離れ
このロイズタウンで
チョコレートとオーロラに思いを馳せてみてはいかがでしょうか
 
 
 
 
---- 展示作品の解説 ----
 
 
 
「地球のオーロラは酸素が輝く色」
 
 
 
地球の周りの宇宙空間で
太陽風と地球磁場の相互作用で
発電されたエネルギーが
地球の両極の磁力線に流れ込み
超高層にわずかに存在している
空気の分子・原子が受けて
一瞬輝くのがオーロラ
 
酸素や窒素は固有の色を放ちますが
私たちが目にするほとんどのオーロラは
酸素が光るグリーンです
地球は植物にあふれ、酸素に包まれ
私たちがこの惑星で生きていける環境を
誇らしげに象徴しています
 
2018年9月
アメリカ・アラスカ州
ビーバーが棲む湖で
 
 
 
 
 
 
 
「暁の女神アウロラ」
 
2017年3月
カナダ・イヌビック(北緯68度)マイナス25℃
 
昔々・・・
夜の暗黒を振り払って
暁を連れてくる女神がいると信じられていました
 
名前はアウロラと言われ
オーロラの語源です
 
アウロラは必ず毎晩入れ替わりますので
もし好きになっても
2度と同じ女神に逢えません
 
多くのアウロラの性格はシャイで気まぐれ
華麗な女神に出逢うためには
何日もじっくり待つ忍耐も必要です
 
 
 
 
 
 
「無邪気な緑のリボンがお月様に戯れる夜」
 
2018年3月
カナダ・イヌビック(北緯68度)マイナス25℃
 
まるで天に潜む誰かが
星空のカンバスに気ままに絵を描いているよう
 
もし私たちが科学の知識を持っていなかったら
そんな想像力を発揮するのでしょう
 
昔の人々がそうだったように
 
 
 
 
 
 
「樹氷の想い」
 
2015年3月
アラスカ  北緯65度付近 マイナス35℃前後
 
北米大陸の北西の端
アラスカ
 
人々の生活圏から遙か辺境の地
果てしなく広がる針葉樹たちは
マイナス40℃を下回ることも珍しくない過酷な環境で
数百年も生き抜いてきた
 
風雪の厳しい半年間
雪の重みにじっと耐え
春の訪れを待っている
 
彼らは悠久の時の中で
どれだけの宇宙劇場を仰いできたことだろうか
 
 
 
 
 
「オーロラ爆発」
 
2013年2月
アメリカ・アラスカ州北極圏 マイナス30℃前後
 
オーロラは正気を失った
 
沈黙していた夜空は突如割れて
音もなく
キラキラと艶やかな閃光が吹き出してくる
光明の荒波は空いっぱいに打ち寄せ
大宙は一瞬で輝きの海に変貌する
 
地球のまわりの宇宙空間のどこかに蓄えられたエネルギーが
一気に開放される瞬間
 
 
 
 
 
 
9月
アメリカ・アラスカ州
ビーバーの棲む湖で 5℃前後
 
通信の電波もない
街明かりが一つも見えない自然の中で
夜行性のビーバーが生息する静かな湖は
よく晴れた夜には
宇宙と大地が融合します
 
ビーバーは争いをせず
生きるためだけに一生懸命です
太古から賢くここで暮らしてきたのでしょう
 
そして
人類が間違いを犯して滅びたとしても
オーロラの下で
いのちをつなぎ続けるのです
 
自然のメッセージは
かけがえのない地球を
長持ちさせるヒントが満載です
 
 
 
 
 
「日本人が恐れていた光景」
 
2015年4月
ニュージーランド・南島
 
夜空を覆う不気味な赤いオーロラは
火や血を連想させ
不吉を直感した
 
科学を知る由もない昔の人たちは
意味もわからず
恐怖に襲われた
 
北海道はもちろん
日本各地で太古から何度も目撃されたこの光景は
「赤気」と呼ばれ
古文書に多数残されている
 
活発な太陽活動による磁気嵐が原因であり
現代では貴重な宇宙規模のイベントとして
多くを魅了する
 
 
 
 
 
 
 
「オーロラ爆発に包まれる」
 
2015年3月
アメリカ・アラスカ州北極圏 マイナス30℃前後
 
「天の神が怒り狂っている!」
 
もし科学の知識を持っていなかったら
誰もがそう信じて疑わないでしょう
 
昔の人がそう想像したように
 
私はいつも太陽ってすごいなって思います
 
太陽の表面で起きた出来事が
極北の夜空という360°のスクリーンに映し出される
 
文明がどんなに進歩しても
人類はこの壮大な自然のイベントには
ひれ伏すしかないのです
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2011年9月
アメリカ・アラスカ州
 
明日が近づいてきた
 
極北の太陽は
ゆっくりとゆっくりと
夜空を魅力的に染めていく
暁のグラデーションに
溶けていくアーチを見たらラッキー
 
宇宙の
気が遠くなるほどの膨大な時間が
極北の大地にとけている
 
明日が近づいてきた
 
ゆっくりとゆっくりと
極北の太陽は
夜空を魅力的に染めていく
暁のグラデーションに溶けていくアーチを見たらラッキー
 
宇宙の
悠久の時間と空間が
極北の大地にとけている
 
一瞬で通り過ぎる極北の秋
毎晩のように
すてきなドラマが展開する
 
 
 
 
 
 
「宇宙への架け橋」
 
2013年3月
アメリカ・アラスカ州 北極圏 ブルックス山脈 マイナス30℃前後
 
オーロラが輝いているのは
空のずっと高いところ
・・・大気がなくなって
宇宙になるあたりです
 
ほとんど真空に近いので
風も吹かない、音も伝わらない世界です
私たちが住む地球と宇宙のメッセージを交信している
特別な場所なのです
 
 
 
 
 
 
「オーロラとの出逢いは一期一会」
 
2016年3月
アメリカ・アラスカ州 北極圏 マイナス35℃前後
 
同じオーロラに逢うことはけっしてありません
 
あまり輝けなかったり
ひときわきらめいたり・・・
 
現れては消えてゆく儚い輝き
まるで
様々な人生を映しているようです
 
私たちは宇宙の悠久の時空の中で
ほんの一瞬しか存在できません
 
 
 
 
 
 
「宇宙に伸びる偉大な力」
 
2013年2月
アメリカ・アラスカ州 北極圏 マイナス30℃前後
 
活動的なオーロラのカーテンは
筋のような縦方向の線構造を伴います
 
オーロラは
地球から宇宙に伸びる磁力線に沿って光ります
すなわち
人間が感じることができない磁力が可視化されるのです
 
放射線に満ちた過酷な宇宙の中で
私たち地球上の生命は
地磁気がつくる磁気圏に包まれ
守られていることを実感出来るのです
 
 
 
 
 
 
「私の人生を変えたオーロラ」
 
2002年3月末
カナダ・ユーコン準州 マイナス40℃前後
 
上弦のまばゆい月明かりは
星空も、オーロラも、
極北の大地も魅力的に照らし
宇宙と地球の融合を演出する
 
気が遠くなる時を経て
地球が創りだしたこの壮大な作品の中に
いま私は確実に存在している
 
初めてオーロラの下に立った夜
壮大な宇宙ショーの観客は私ひとり
 
 
何かが私の全身全霊を貫いた
 

 
 
 

 
 
 
 

 

coming soon...

 
 

 

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