中垣哲也 オーロラ上映&トークライブ

オーロラが語りかけるすてきなメッセージ 2025~2026

 
 
 

プラネタリウムドームにおけるオーロラ映像の投映
及び、全天周映像について

 
 
昨年2024年から私の事業としましては、すべてのプラネタリウム施設で この全天周魚眼レンズ撮影の全天周投影を一切行っていません。
 
全天周映像は技術的にはもう私の中では前の時代のものです。


オーロラドーム映像の目指すところは、できるだけリアルな再現です。

輝度や彩度に加えて、特に動きが自然な感じにすることが重要です。
目的に応じて、 意図的に早回し的に短時間に情報を詰め込むシーン (例えば変貌する様子を限られた時間で伝えるため)、

また爆発時など、ダイナミック(動くという意味)を表現する時はリアルスピードで感じてもらいます。


一方、オーロラを記録する光学的な話でが、
全天周魚眼レンズ(SIGMA 8mm F3.5)撮影による全天映像に関しましては F3.5という極めて暗いレンズですので、
露出時間が極端に長くなり、 「ダイナミック」を表現する意味では厳しくオーロラには使えないという判断で、 2015年頃を最後に一切行っていません。
以前に提供した全天の映像は、ほぼその時代までの少ないチャンスで撮ってきた集大成的なものです。



ところが2024年3月に、過去とはまったく次元の違う対角線魚眼レンズ(SIGMA 15mm F1.4 Fisheye)の登場により、
この地球上で最もダイナミックな自然現象と言われるオーロラを、
高画質で、しかも格段に時間的に高い分解能で記録(過去と比べ露出時間がおよそ10分の1程度)、
それにより精度の高いアニメーション合成が実現、
さらに月明かりなどの条件が整えば動画撮影も視野に入ってきたのです。
単純に絞りが3つ違います!(1.4–2.0–2.8–3.5)
ダイナミックなオーロラを撮影するには、絞りが3段違うことで次元が2つくらい違うのです。
以前の魚眼レンズは、設計が30年くらい前の設計だと思いますので、画質の違いも歴然です。

2024年3月からは、その最新最強の対角線魚眼レンズ(SIGMA 15mm F1.4 Fisheye)で取材を行っていまして、
現在はその異次元の映像を提供しています。その点はぜひ注目していただければ幸いです。

対角線魚眼レンズでの撮影をドームマスターに配置しての投影は昨年から数施設で試しています。
全天映像よりむしろ自然に見えるのでオススメです。
また包まれる感じに関しましては、お客さんの視野から外れる部分までも光ると、
ドーム全体が光ってしまい、コントラストを失って、映像の品質が極端に下がってしまいます。
ですので、できるだけ見える部分だけ、必要な、ちょうどよい映像が好ましいと判断し、 そのような映像制作を心がけています。
星だけを投影する場合には、輝度が桁違いでありコントラストの低下を感じません。