中垣哲也 オーロラ上映&トークライブ
オーロラが語りかけるすてきなメッセージ 2026~27
プラネタリウムドームにおける
オーロラ全天周映像の全天投影につきまして
長年の間全国各地のプラネタリウムで
ドーム全体360度に投影する
オーロラ全天映像を行ってきましたが
この古い撮影機材による全天周映像に比べて
最新撮影機材による映像(全天はありません)が
劇的に進化したことで
現在においては
この全天周映像が品質的に前時代レベルになりました
今後は
プラネタリウムドームで開催の
「中垣哲也 上映&トークライブ」におきまして
オーロラ全天周映像の全天投映は
今後行わない方針とさせていただきます
それは
より良い上映事業を全うするために
中垣が長年の間に日々努力を重ね
進化させてきたノウハウであり
現時点での結論です
ご理解いただけることを願うばかりです
全天映像は最新公演のテーマにそぐわない
当方のトークライブイベントは
毎年異なるテーマごとに映像を制作し
公演内容を更新しているのですが
古い全天映像は
新しいテーマにそぐわないもので
限りある公演時間を圧迫します
古い機材で古い取材によるもの
古い機材で古い取材によるもの
この全天映像とは
主に2011〜2015年頃に
全天周魚眼レンズで連続撮影し
アニメーション合成した動画です
それ以降は
技術的な限界から
全天周魚眼撮影はほぼ行っていません
その理由を一言でいいますと
その理由を一言でいいますと
圧倒的に暗い夜空の撮影に不利な
全天周魚眼レンズ撮影では
オーロラの動き(ダイナミックさ)の真の動きを
再現する動画の制作は困難であることです
つまり
「オーロラ像がブレすぎて、得られる動画に無理がある」
ということです
撮影技術や映像制作について
未経験の方にはわかりにくいかもしれませんので
できるだけわかりやすく説明します
長年にわたり
オーロラを見て、撮影し、映像を作り、多数上映する
つまり
入口から出口まですべてのプロセス
検証し、修正し、新たな挑戦に挑むとことを
今までに何度も繰り返し
進化してきました
ひとつの結論として
科学を啓蒙する施設での上映にあたって
オーロラ映像のドーム投影の目指す方向性は
動き(ダイナミックさ)に違和感がないこと
できるだけ本物に近い動きの再現です
逆に、たとえば
逆に、たとえば
長時間撮影を短時間に圧縮するタイムラプス映像など
リアルな動きからかけ離れる動画を投影するのは
観客に勘違いをさせる可能性を考慮し
基本的には避けるべきと考えます
(何らかの説明する意図がある場合、個人のSNS投稿などは例外)
技術的な説明を加えます
オーロラ全天撮影に用いた全天周魚眼レンズ
SIGMA 8mm F3.5 Fisheyeは
フルサイズセンサーカメラではこれが限界の明るさですが
圧倒的に暗い夜空で
わずかな光で忙しく動くオーロラを捉えるには
F3.5という明るさはあまりにも暗すぎます
かなり古い設計ですので当然ですが
コントラストや解像度の性能は
最新レンズ(対角線魚眼)と比較するに値しません
問題はF3.5と暗すぎることで
1枚撮影するのに長時間(数秒〜数十秒)露出を要するため
活動的でダイナミック(動く)なオーロラを撮影する場合
その間にオーロラが大きく動きブレてしまい
それを連写してアニメーションを合成しても
動的(時間的)な分解能が確立できず
極めて不自然な動画にしかならないのです
さらに他の問題点を説明します
全天映像はコントラストの低下を招きやすい
「プラネタリウム=全天映像で演出」という概念は
多くの学芸員のみなさんが持っているでしょう
どうしてもパノラマチックに、ドーム空間いっぱいに
オーロラ全天映像を広げたい気持ちは理解できます
確かに、星空の投影であれば
明るさが極端に微細ですので
全天の星の投影はまったく問題にはなりません
プラネタリウムが「全暗転空間」である意義は
「リアルと言っても良い星空・宇宙を演出できるから」
全暗転こそが絶大な強みであって
全暗転こそが絶大な強みであって
たとえば非常灯をつけたままで
出入り口を開け放って
宇宙を感じてくださいとは言えませんね
オーロラもまったく同じです
いや、もっとシビアで
輝きが星とは圧倒的に多いオーロラは
油断をしてしまうと
ドーム全体が明るくなってしまいますので注意が必要です
しっかりとした闇(真っ黒)があってこそ
繊細な輝きの尊さが感じられるのです
より本物に近いオーロラを感じてもらうには
漆黒をベースとした
ワイドなダイナミックレンジが必要です
本来全暗転スペースを活かして
宇宙を感じられるプラネタリウムですが
星空と違い
ドームの広範囲にそれなりに光る全天オーロラ映像は
自らの光でドーム全体を光らせてしまい
もはや基本となる「黒」が存在しなくなり
コントラストの著しい低下につながります
特に
ほとんどの客席から見えない「頭の後ろ」に映像を打つことは
ドーム映像の命とも言える「ダイナミックレンジ」を
ただただ悪くしているだけです
視界から大きく外れて、誰も見ていない場所は
視界から大きく外れて、誰も見ていない場所は
光を当てない「黒」であることが
コントラストの維持につながります
理想映像を打つには・・・
理想映像を打つには・・・
オーロラが輝く面積を程々に抑えることがコツです
ダイナミックレンジをワイドに活用できます
<黒> 〜〜〜〜〜 <ハイライト>
コントラスト最大活用で質感が良く
繊細な輝きが生きてきます
一方、全天映像は・・・
ドーム内に広範囲に光る・光る面積が多い場合
ダイナミックレンジは狭くなり
<グレー> 〜〜 <ハイライト>
狭いレンジで繊細さは表現しきれず、リアルからは遠くなります
宇宙の映像は
「黒く見せるべきはしっかりとした黒で再現する」ことが基本です
それができてはじめて
宇宙の闇を、夜空を感じられるようになるのです
全暗転できる
プラネタリウムの存在価値はそこにあります!
全天映像は意外とクレームが多いのです
全天映像は意外とクレームが多いのです
一見すると全天映像は
「その場にいるような臨場感」があり期待されますが⋯
事業者側として配慮すべきは
お客さんの見る(座る)位置によって
感じ方が逆転することすらあるということです
施設の座席配置の形状にもよりますが
一般的なプラネタリウム会場において
まず後方の座席から全天映像を眺めると
パノラマチックで臨場感を感じます
後方に位置するコンソールから全天映像を眺めると
あたかもそうですが、これが落とし穴です
一方
前列側から全天映像を眺めた際
全天映像の前側しか見えないことが多く
映像の後ろ半分が視野から外れてしまうことが多いのです
会場によっては天頂すら見づらいという
会場の設計にプロ意識が注がれていない会場も存在します
私は当方のプロジェクターシステムでセッティングする際は
必ず各座席による見え方を確認し
最適なプロジェクションに調整し
観客が席を選ぶタイミングで
見やすい席・避けるべき席を十分にアナウンスします
アンケートのクレームに多いのは⋯
オーロラ事業は満席になることも多く
どうしても前方の席に座られる方もおり
アンケートに、後方の映像が見えない
体勢が辛くて無理、首が痛くなるなど・・・
→ 有料で入って、後ろの客は見えているのに
自分は見ることができない「疎外感」を生み
中には「金を返せ」⋯ と感情的なコメントも散見します
また
全天映像は観客の視野いっぱいが映像になりますが
大きなオーロラの動きによって
平衡感覚を失って、酔ってしまうことがあるようです
全天投影は一部に高評価が期待できても
一方で看過できないほどのデメリットもあり
客観的に検討する姿勢が求められると感じています
結論
全天周魚眼レンズ撮影による全天投影は
問題点が少なくなく
また公演の最新テーマにそぐわないため
上映トークライブ企画で採用しないことで
ご理解をお願いします
プラネタリウムの役割は
宇宙を疑似体験させ
しっかりと科学を伝えること
それは全暗転できる
プラネタリウムだからこそ可能です
宇宙は
オーロラは
とても繊細な輝きです
繊細だから尊いと感じられるのです
新時代の最新映像は
全天ではないが
対角線魚眼レンズで超ワイド映像
しかも動きはほぼビデオに匹敵
ほぼリアルに
超高感度フルサイズセンサーカメラ(2020年8月より導入)
SONY α7S ⅲ
+
対角線魚眼レンズ(2024年3月より導入)
SIGMA 15mm F1.4 Fisheye
オーロラ爆発時には秒間15〜25枚の撮影で
ビデオに匹敵する動的分解能を確立
↑秒間20枚の超高速撮影で撮影
動画にした場合、非常にリアルな動きを再現します!
地球上で最もダイナミックな自然現象と言われるオーロラを
高画質で
しかも格段に高いモーション分解能で記録できます
(2019年までの機材と比べ
露出時間がおよそ1/20〜1/50程度に短縮)
それにより
それにより
動的に分解能が高いアニメーション合成が実現し
動きの再現性が格段にアップし
本物の動きに近くなっています
単純に絞りが3段違います!
F3.5→2.8→2.0→1.4
ダイナミックなオーロラを撮影するにあたって
ダイナミックなオーロラを撮影するにあたって
レンズの絞りが3段アップに
高コントラスト+センサーの超高感度化で
動画の解像度が異次元に進化しました
2024年3月からは
その最新・最強の対角線魚眼レンズ
SIGMA 15mm F1.4 Fisheye
で取材を行っています
今後はその対角線魚眼の異次元の映像に注目していただきたいです
全天映像より、むしろ自然に見えるのでオススメです
どの席のお客さんの視野からも 画角は十分で
今後はその対角線魚眼の異次元の映像に注目していただきたいです
全天映像より、むしろ自然に見えるのでオススメです
どの席のお客さんの視野からも 画角は十分で
包まれる感じは十分
しかも無駄に頭の後ろまでは投影されず
しかも無駄に頭の後ろまでは投影されず
コントラストを維持する意味でも最適です
「オーロラ映像」を販売しています
「オーロラ映像」を販売しています
新旧の魚眼レンズ撮影による映像の販売を行っています
◯ 全天周魚眼 SIGMA 8mm F3.5 Fisheye
2011〜2015年頃
◯ 対角線魚眼 SIGMA 15mm F1.4 Fisheye
2024年3月~
ドームに投影する場合
Amateras Dome Player
(または同等の機能でドームマスターに配置)
にて
最適に配置することで
高品質なオーロラ映像が投影できます
生解説など
オーロラ企画を制作されてはいかがでしょうか?
テーマに沿った映像を提供することが出来ます
ご希望の施設様には
ご予算に応じたサンプルを用意します